ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:序 EVANGELION:1.0 YOU ARE (NOT) ALONE

シネマイクスピアリ

やっとみてきたーよ。
感想を一言で言うと、いい方向に進化していると思う。
TV版のセルを一切使わずにすべてデジタルで書き起こしてるにも関わらず、変にデジタルっぽくなってなくて、原作の雰囲気を損なっていないのがすばらしい。CGも取り入れて演出もかっこよくなっているところもあったけど、「そんな解説っぽいアラート表示はねーだろw」とか思うところもあった。それにしても、ラミエルはかっこよかったぞ!あのリファインはCGだからこそできたって感じだけど。それを感じさせないのが本当にすごい。
最近のアニメ映画というとほとんどデジタルアニメになってて、ものすごくどぎつい画になってるものが多い(ドラえもんとかアップルシードみたいなの)けど、このエヴァは全くそれがない。作画の良さも残しつつ光源処理を正確にしたりCGによる演出を追加することで、原作のイメージを損なうことなく現代風に進化させている。ここまで違和感なく作画とCGを融合させているアニメを見たことなかったので、個人的にかなり衝撃的だった。
(以下、ネタバレっぽい部分あり)


衝撃的というと、使徒のナンバリングが変わってることにもちょっとびびった。ひとつずれてて、第3使徒がでてきてないの。でも第5使徒シャムシエルを倒した時点で「あと8体」って言ってるから総数は変わらないのかな。次作以降ではもしかしたら出てくる順番が変わるのかも?
メインのヤシマ作戦はTV版の方が緊迫感あったかなーという感じ。BGMがTV版より静かだったし、途中に原作と違う演出が入ったりしたからそう感じたのかもしれないけど。


TV版見た人は是非見ることをおすすめします。来年以降、あと3作予定されているみたいだけど、スタッフロールの最後にはおなじみの予告もあります。エヴァが!エヴァが!エヴァが!エヴァが!それ誰?!みたいな。
次回作は「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:破」だそうな。ちなみに3作目は「ヱヴァンゲリヲン 新劇場版:急」。「序破急」って言葉は初めて聞いたけど、起承転結みたいなもんで物語の三幕構成のことを指すらしい。この序破急の先にくるものがなんなのか今からすごく気になってしまう。相変わらずあんな発狂エンディングを見せるからだ!
ということで、その悶々とした気分を晴らすために宇多田のCDを買ってしまった。あ、あとめずらしくパンフも買ったけど面白かった。どちらもお勧め。